「歴史とは靴である」磯田道史著。
磯田さんの高校での特別授業を収録したもの。
「歴史は実用品であって靴に近いもの」
歴史的にものを考えると、前より安全に世の中を
歩ける。自分の人生にしたがって情報を集めて、
どうやっていくかを考えるというのは、けっこう大事なこと。
小学生の時、拾った土器を調べてもらうために大学に
持って行ったこと、図書館を使いたいから大学を受け直した話など、
磯田さんのトークを聴いているよう歴史を学ぶ楽しさを
感じることができました。
生徒からの質問で、「次の時代に来るもの」というのが
ありました。
「発想結合型経済」とも呼ぶべきものが来るのではないか。
AIによって仕事がうばわれ対価も安くなっていく。
そこで楽しいアイデアを結び付けることによって価値をつけます。
新しい経済の段階がそのようになる。
頭を鍛えたり、楽しいことや情報を頭に入れた人と、
そうでない人とは差がついていく・・・と生徒たちに言っています。
頭の中に入って忘れてしまったものを教養と呼ぶ。
なるほどなと感じました。
授業や教材って、そんな感じでやっているので、
方向性は間違っていない感じがします。
コメントをお書きください